犬種の選び方とポイント

新しく家族として、子犬を迎えたいと考えたとき、見た目の好みである程度、特定の犬種を検討すると思います。しかし、詳しくその犬種の事や飼い主さんの環境によっては、迎えてから後悔してしまうケースもあるのです。犬種の性格や飼う環境によって、後悔しないための犬種の選び方とポイントを紹介致します。是非、参考にしてみてくださいね。

子犬を迎える飼育環境について考える

まず、最初に考えるべきポイントとして、迎える予定のご自宅の環境を考慮する必要があります。室外飼育なのか?室内飼育なのか?環境によっては、犬種には向かないなどもありますので、検討する必要があります。

一戸建てで、犬を飼う場合

マンションなどの集合住宅と違い、特に決まりはないと思いますので、小型犬から大型犬まで、基本的には、好きな犬種を選ばれていいと思います。ただ、注意点としては、ご近所付き合いもあり、長くお住いになるのであれば、近隣迷惑にならないように無駄吠えが少ない犬種を検討するのもいいと思います。例えば、吠えやすい犬種としては、ダックスやコーギー、ビーグル。番犬としても人気の柴犬は比較的、吠えやすい犬種ですので、迎える際にはしっかりとしつけをする必要があります。

マンションで、犬を飼う場合

最近では、マンションでもペットが飼える時代となり、犬を飼われる方も増えていると思います。マンションでの注意点としては、まずマンションが認めている犬種のサイズが定められているケースが多いので、その確認をする必要があります。賃貸マンションの場合は、最大でも中型犬サイズの犬種までしか飼えない事が一般的なので、管理会社に事前にお尋ねしておく必要があります。また、マンション飼育での注意点としては、フローリングのお部屋が多数なので、室内はカーペットやじゅうたんなどを引いて、犬の足に負担がないように注意してあげる事が必要です。小型犬であれば、そんなに負担とならない事もありますが、子犬の時は真剣にフローリングを走って、成長期に足腰を痛めてしまう事もあるので、フローリングの上では走らせることは避ける必要があります。

お住いの都道府県で考える夏場と冬場

同時に知っておきたいのが、飼い主さんがお住い地域によって、犬種を選ぶ判断にもなります。極端に言えば、沖縄県と北海道の環境は全く真逆な気候でもあるので、今お住いのエリアがどっちよりか?という事で夏場と冬場の過ごし方、暑さが特に苦手な犬種、寒さが特に苦手な犬種の判断として考慮する事もできます。
まず、暑い地域が非常に苦手な犬種として、短鼻系の犬種です。鼻が短いために、外気を体内に取り込む時に、あまり冷やすことができないので、暑さに弱いです。夏場は飛行機に搭乗拒否されてしまう犬種でもあります。例えば、ブルドッグ、フレンチブルドッグ、パグ、ボストンテリアなどです。
逆に寒さに弱い犬種としては、もともと、暖かい地域に過ごしていた犬種や、被毛が短い犬種、超小型犬種などです。例えば、イタリアングレーハウンド、ウィペット、チワワ、ヨークシャーテリアなどです。

飼育環境から考える犬種選びまとめ

迎えるご予定の自宅環境や季節感などを含めて、まずは知っておいて欲しい事になります。飼育環境の状況から無理のない受け入れを考えても遅くないと思います。次回は、犬種の条件や飼う条件について、詳しくご紹介いたします。